推理小説


タイムトラベルミステリで「ボートの3人男」のオマージュで・・という本書。とにかく読み辛かった。登場人物の話す引用と、歴史話を飛ばし、歴史の分岐点うんぬんを斜め読みすることで解決。やっと読み進めることが出来ました。

有名音大を主席を卒業したものの、心の傷により演奏できず、町の音楽店の一介のピアノ教師(お嬢さん風)が主人公。ピアノ教室に来る人々の謎を解いたりする短編集。日常の何気ない謎を解いてくれるあたりは加納諒子と同系列。読んでるとピアノを習いたくなります。